前略、ぴーすけ様
家を出てから、あんまり会わなくなりました。
でもあなたの事は、ねーちゃんから、かーちゃんから、とーちゃんから聞いてましたよ。
新しく張り替えた網戸で爪研ぎをして怒られた事、
近所のオトコにやたらとモテてた事、
最近は高級食材じゃなきゃ食べなくなった事(とーちゃんが贅沢だって言ってました。)
まーでも、
人間に換算したらうちの家族の中では一番の年上になっちゃったわけで
それもしょうがないかなと、僕は思うですよ。
もー結構前、平成2、3年頃だったかね?
今でも覚えています。
クーラーの無い丸山家は、夏に玄関も出窓も全部開けて
家族みんなで昼寝してたねぇ
とーちゃんもかーちゃんも、妹も、ねーちゃんも、あと俺も。(にーちゃんはいたかなぁ、、、)
最初に鳴き声が聞こえたとき、夢か?と思ったんだよ、
だって丸山家の家の中で動物の鳴き声が聞こえた事なんて無かったんだから
手のひらに乗りそうなあなたを捨てに行こうとしたとーちゃんを、ねーちゃんと妹が必死で止めて
うちに家族が一人増えたんだったねぇ
まー、いろいろあった
せっかく家の中で飼おうって言ったのに、
早速とーちゃんのシャツの上でウンコするもんだから、、、
あっという間に外に逆戻りしたり、
そうそう、
モテまくりだったあなたを目当てに、近所のオトコどもが寄って来て
追っ払おうと思って走ったら、思いっきりこけてお気に入りのパンツ破いたね、俺
庭に置いてあった水瓶の中で寝てて、
最近太ったなーと思ってふたを開けたら、いきなり5人に分裂してて、あん時はびっくりしたよなぁ
俺が大学を出たくらいから、
おばーちゃんになって来たのか、元気がなくなって来たって心配してたけど、
たまに窓の外に、ネズミやら雀やら捕まえて来ては置いて行って
元気じゃんと思ってたですよ
今日の朝メールを見て、
いろいろと思い出しました。
うちで過ごした18年?19年?は楽しかったかなぁ
うちは、ぴーすけのおかげて、とてもとても楽しかったです。
子猫だった時のあなたの声を聞いて
「ピーピーなくからぴーすけでいい」
と安易に名前を決めてしまってごめんよ、
今日からさみしくなるなぁ
家のどこかに写真を飾っておくね
どこから来たのか、なんで来たのかわからなかったけど
あの日いきなり家の中に現れてくれてありがとう。
楽しい楽しい時間をサンクスでした、
ぴーすけさん、安らかに。

