劇団ゼミナール|トリアージ

2009年10月16日
劇団ゼミナールの新作舞台「トリアージ」の宣伝美術を担当しました。 

cledit:

client: 劇団ゼミナール

creative direction /planning / 斉藤秀樹 + 丸山安曇

art direction / design / 丸山安曇

手紙

2009年10月16日

かーちゃんから手紙が来た。

実家からの荷物には大体手紙が入ってる。
短い時もあれば、長い時もある。

今日は5枚も入ってた。


書いてあるのは和紙の便せん、
持ってみると、紙の繊維が手でわかる。

字は青い万年筆で書いてあった。


語り口はいつも通り口語、
僕の事をあずみくんと呼び、用件を書き、日常のヒトネタを入れる。

大体効果音なんかも括弧書きで書いてある。

中々に可愛い手紙だ。


今回送ってもらった戸籍謄本、その事が書いてある。
戸籍謄本なんて,あんまり見る書類ではないが中身は至ってシンプルだ。

我が家の家族構成が書いてある。
一人に一覧ずつある。

父と母の覧には、
それぞれが両親から生まれた事が書いてある。

僕たち子供の覧には、生まれた事しか書いてない。

ただ、一行書いてあるだけだ。

かーちゃんはそれを見て、何も書いていない事はいいことだ、と思ったらしい。

自分たちと一緒に暮らした18年、
その後家を出て10年、

いろんな人生を過ごして来て、今の俺がある。
でもまだ何事もなく元気だ。

それが嬉しかったらしい。


何となくわかる、でもわからん親の感情だね


手紙は良いもんだ、
手紙を書かなきゃイカンなぁと思ってる相手が、今4,5人はいる。

書こうと思えばすぐ書ける。

でもつい先延ばしになる。


かーちゃんも俺から手紙が来たらウケるんだろうなぁ
書いてしまってみようか、ふと思ってみた。

電話で話せばいーよーな事を、ダラダラ手紙に書いてみる。


でもたぶんそれだけできっと価値が出る。
かーちゃんにしかわからん価値がきっと。


その価値を物理的に持っている事、平たく言えば沢山の手紙を持ってる事
それはその人に取ってプライスレスな価値になるよなぁ


デジタルが進化して、便利になって、僕のパソコンはクラッシュして
2年分のデジカメデータがさようならして

思った。


情報は、どんどんデジタル化していい。
でも
思いはデジタル化より、物理かの方がきっとまだヒトには合ってる。

てか,僕には合ってる。


変化のまっただ中な仕事してるくせに、ダメなやつです。


しかししょーがない。


そー出来てんだから、僕は。


手紙、書いてみようかな。


そろそろ年賀状の時期だし、、、
あ、年賀状と手紙は意味が違うかw

やれやれだぜ